フィロソフィ |経営理念
全従業員の幸福を追求すること。人間と社会の成熟に寄与すること。
どのような会社で働いて、どのような経験をするかということは、その人の人生に大きな影響を与えます。仕事は単に働いて収入を得るということだけでなく、人間的な成長を含め、人生の基盤になるものであることは間違いありません。充実した人生を送れるかどうかは、仕事の充実如何によるといっても決して大げさではないと思います。
弊社は建築を通じて、世の中の人々や社会の役に立ちたいという思いを少なからず抱いておりますが、それを実現させたいのであれば、まずは自らにとって最も身近な存在である従業員や家族を大切にし、幸せにすることが、実現への第一歩だと思っています。目の前にいる人すら幸せにできない人が、世の中のたくさんの人々を幸せにすることなどできるわけがない、という信念を持っています。逆に言うならば、世の中の人々や社会の役に立ちたいと思うなら、まずは目の前にいる人を幸福にすることを考えなければならない。これが弊社の最も大切にしている理念です。
幸福は、純粋にその人の心のあり方で決まると思います。物質的な豊かさで決まるものではありません。物質的な価値観、例えば裕福であるとか、社会的地位が高いとか、または人より秀でた能力を持っている、というようなことと、本質的な幸福とは本来全く関係がありません。大切なことは、その人なりの課題や目標に対して、どのような気持ちで向き合い、どれだけ努力したのか、ということです。心を充実させるには、努力を重ねるしかないと思います。たとえ望んだ結果が得られなかったとしても、その過程において心の成長を伴っていれば、それはその人にとって良い経験であった、つまり幸福であった、と言えるのです。
自分のことを本当の意味で知る必要があると思います。自分に何ができるのか、何をするべきなのか。もしも自分に能力があると思うならば、その能力は自分のためにではなく、他人のため、社会のために使うべきです。なぜならば、それは与えられたものだからです。能力を与えられた人は、その能力でたくさんの人を幸せにする役割や義務があると言っても良いのではないでしょうか。それをいかにして果たすかということがその人の人生にとって重要になると思います。
弊社には、人間と社会の成熟に寄与したい、という強い思いがあります。成熟という言葉には、例えば「人間の成熟、社会の成熟」といった場合、それは人類や社会の物理的な進歩や発展を意味するにとどまらず、そこには人間の精神的な成長、心の成長が含まれていると思います。単なる物質的な進歩発展を遂げるだけでなく、人間の内面の成長を伴うような社会の発展のために、建築を通じ貢献してまいります。
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