OZAKI Architects

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代表メッセージ |Profession

 建築は、人間や社会の営みに必要不可欠なものです。あらゆる社会的行為の中心には人間の存在がありますから、建築について考えることは人間について考えることに他なりません。人間に対する深い洞察をもって、常に建築の人間や社会とのかかわりを意識しなければならないと共に、自らの人格を高めていく必要があります。建築の主体はあくまでも人間であり、良い建築をつくるためには人間の心について理解しなければなりません。そのためには人間性を高めていかなければならない、というわけです。このような考え方に基づけば、建築は表面的なデザインなどが本質ではなく、それらは建築を構成する一つの要素に過ぎないということになります。もちろん建築は自己表現の場でもありません。建築に携わる人は、世の中の人々や社会の役に立つために何ができるのか、ということを常に意識し、建築に向き合わなければならないと思います。そして、その根底には人間や社会への深い愛が必要だと思います。
 30代の頃、人は何のために生きるのか考え続けたことがあります。その時の結論は、自らの心を磨くこと、誰かの役に立つことが、生きる目的ではないかということでした。それからほどなくして、障害のある方々のためのボランティアを始めました。どんな人にもその人なりの自己実現の世界があります。彼らとのかかわり合いを通じて、すべての人が自己実現の機会を享受することができる成熟した社会のために貢献したいと考えるようになりました。

 設計には、あらゆる設計条件を最適解へと導く力が必要になります。そのためには建築に対する創造性や専門的技術力をフルに発揮しなければなりませんが、それに加えて建築にとどまらない広い視野をもつことが必要だと思います。ひとつの建物を建てるだけでも、建築以外の様々な分野の制度や法律などとのかかわりのもとにそれは成り立っています。広い視野をもって、それらの複合的な要素を総合的に解いていくことが、最適解へと導く鍵になります。
 建築単体で考えてみると、建物の物理的な耐久性を確保することは当然のこととして、あまりその時々の流行にとらわれることのない、普遍性のあるものを追求していきたいと思います。時間の経過と共に、その価値が増すような建築をつくることができたら嬉しく思います。また、建物の用途や求められる機能は時代と共に大きく変化していきます。そのような社会や生活の変化に対応できる余地を残した建築をつくることを心掛けていきます。
 都市や地域、まちづくりにおいては、既存ストックの活用、すなわち建物・不動産の再生が重要なテーマとなります。既にあるものの中から新しい価値を創出する。単に古いものを元に戻すだけではマイナスがプラスマイナスゼロになるだけなので、それだけでは不十分だと思います。もともとあったものに手を加え、そこに新しい価値を付加し魅力あるものとして再生させる。これまでの大量生産、大量消費という価値観を超えて、価値あるものをつくるという質的追求の道が、これからの私たちが進むべき道であると考えています。




株式会社 オザキアーキテクツ
代表取締役  尾崎 義孝
中部大学 非常勤講師








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