弥勒寺公園
国指定史跡弥勒寺官衙遺跡群(みろくじかんがいせきぐん)は、
関市池尻の長良川畔を中心に広がる古墳時代後期の方墳や古代の寺院・役所跡などが残る遺跡群である。
1959年、弥勒寺跡は美濃の伝統的な古代豪族ムゲツ氏の氏寺として、国史跡の指定を受けた。
その後、公園整備事業の一環として実施した発掘調査により、弥勒寺東遺跡が武義郡衙(古代武義郡の役所)跡であることが明らかになり、
弥勒寺東遺跡は2007年、弥勒寺官衙遺跡として追加指定を受け、同時に史跡の名称が国指定史跡 弥勒寺官衙遺跡群に変更となった。
また、弥勒寺跡の西に所在する、池尻山の支尾根の裾に造られた池尻大塚古墳は、2011年までの調査でムゲツ氏の築造と考えられることから、2016年に国史跡の追加指定を受けている。
史跡公園内の四阿および公衆トイレなどの設計にあたり、史跡に影響を及ぼさないと考えられる建築可能なエリアの確認、埋蔵物等の可能性を考慮し基礎深さを極力浅く施工できる納まりの検討を行った。
(株式会社フジヤマの協力事務所として設計)
□所在地 岐阜県
□竣工□ 2018.03
□用途□ 史跡公園
□床面積 59.05m2
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