産業機械、農業用機器、土木・建築用資材等の販売および加工を主な事業としている企業である。
敷地内には事務所棟と倉庫棟が複数棟建っており、事務所棟は、執務室の広さが従業員の数を吸収しきれずにかなり手狭になっていた。 また、既存倉庫棟も経年による老朽化が進んでいたことから、これらを段階的に建替えることとなった。
　営業しながらの建替えになるため、1.拡張した敷地部分に事務所棟新築、2.既存事務所棟解体、3.解体した既存事務所棟部分に倉庫棟新築、4.既存倉庫棟解体、5.外構工事という順番に進めていった。
　事務室は無柱空間にすることでオフィスのレイアウト変更に対応できるよう検討した。また、天井高を十分に確保することで快適な執務空間になるように心掛けた。業務上、カタログや発注書類などの多くの書類がデスク周辺に必要となることから、オリジナルの机上収納を計画し、執務空間が雑多な雰囲気にならないよう配慮した。